新型コロナ抗体、わずか0.1%

2020.6/17(水)、晴れ 先週、ソフトバンクの従業員を対象にした抗体検査で陽性がわずか0.23%だったとの事で驚いていたら、なんと厚労省の無作為による検査では下記の通りでさらに少ない。
東京 0.10%
大阪 0.17%
宮城 0.03%

ただしこの調査は合計で7950人だそうですから、ソフトバンクの4万人程度の調査より少ないのでバラつきが大きく信頼性は劣るように思います。例えば東京は1971人調べて2人のみ陽性者だったそうなので、もし1980人調べて3人だったら陽性率は0.15%になってしまいます。

いずれにしろ、欧米では10%程度の陽性率が2桁も少ないという結果です。

日本ではPCR検査数は圧倒的に少なかったので、PCR検査を多くしたから感染者が抑えられたとは言えません。
外出自粛や生活風習の違いにより3密防止を徹底したからこうなったのか、あるいは新型コロナに罹(かか)りにくい何かの因子をもっていたのか、なのでしょう。

「何かの因子をもっていた」ので罹らなかったのなら今後もあまり罹らない可能性が大きいと思われます。しかし3蜜防止を徹底したから罹らなかったのであれば今後も油断はできないということになります。

ニューヨークは陽性率が17%くらいだというので、このままいくと近いうちに集団免疫を持つ可能性が出てきます。集団免疫は30~60%くらいの人が免疫を持った状態だそうです。(ただし新型コロナでは、抗体持ったから免疫があると言えるのかどうか、まだよく分からないそうですが)
そうなると、ニューヨークでは「新型コロナは収束した」と言えることになります。日本はまだまだずーっと先の事になります。それも困ったものです。