100円ショップのインクを試す

2018.1/31(水)、晴 キヤノンのプリンタMG5730のインクはBCI371ですが、増量XLだと1つで1500円前後もします。
一方、一番安いのは100円ショップの詰替えインクです。なんと100円で2,3回も詰替えできるインクを売っています。私の近くの店では顔料インクはありませんが、染料インクはBCI371対応のものを売っています。

いったいどの程度実用になるのかためしてみました。ちょうどカラーの3色が切れたので買って、それまでの純正の容器に入れてみました。黒は買ってみましたが純正がまだ切れていないので使いませんでした。
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下の写真はテスト結果です。写真はスマホで撮影したものですので画像の条件は良いものではありませんが、両方とも同じものです。
上のは○○社の互換インクでかなり表示画像に近く、純正に近いものになりました。下のは100円ショップの詰替えインクです。全体的に色が薄いです。画像処理ソフトで色を濃くしてみましたがあまり改善しませんでした。
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下の写真;画像の別の部分を比較したものです。100円ショップのインクでは陰の部分が明るくプリントされている点は良いように思えるかもしれませんが、この部分は表示でも暗い部分なのでそれが明るくプリントされて良いとは言えない気がします。
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結論;さすがに100円で買える詰替えインクは私の基準では写真には使えません。1台のプリンタで使い分けもできないので廃棄して、互換インクを使っています。
(なお写真に期待しない使い方であれば純正1200円の20分の1くらいで買えることになりますので使って良いかもしれません)

なお互換インクは○○社の5色で2980円のものです。純正は6100円くらいですので半額以下です。

結論・・・9月になり、プリンタが壊れました。もう互換インクは止めます。良い勉強になりました。

互換インクを使ってみた

2018.1/25(木)、晴 Amazonなどでパソコンのインクを買おうとすると純正よりも先に互換インクが表示されます。あまりに多いので、品質が悪いのではこんなに多く出回るはずがないと、使ってみることにしました。

私は文字(黒)をプリントすることが多いのですが、文字の輪郭のにじみがほぼ全くなく、水滴が付いてもにじみがほぼ全くないキヤノンの顔料インクの大ファンです。(E社などの染料タイプの文字は輪郭ににじみがあり、水が付くと大きくにじんでしまいます。)

現在のプリンタではBCI370PGBKというのが純正品なのですが値段が高いです。
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しかも最近は目詰まり防止などのためにスイッチを入れるたびに無駄な噴射をするそうで、ちょっとしたプリントを行うたびにスイッチを入れる私は気になっています。また、プリンタを使わなくても一定期間ごとに自動的に噴射して清掃しているそうでこのため、あまり使わない場合などは大変高価なものになっているという記事があります。

そこで利用者としては互換インクと言われるものを使ってみたくなります。色調が純正とは微妙に異なるとも言われますが黒だったらそう違わないだろうと思っています。

Amazonで探してみるといろんなものが出ています。その中でS社の、2個で1110円と言うのがありました。送料込みで1個555円というのは安過ぎますが、「お得」と書いてあるので何かのちゃんとした理由で「お得ですよ」とAmazonが書いているのでしょう。「顔料」と書いてありますし残量検知対応と書いてありますので大丈夫でしょう。(下の写真は会社名は分からない様に加工しています)
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昨年秋、買って印字してみると以下のように問題がありました。写真の上の文字が純正インク、下がS社の互換インクです。
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1.下の互換インクは文字の輪郭が微妙ににじんでいます。
2.文字の色が全体的に薄い感じです。
3.文字の中に微小な白いヌケが散在しています。
4.水を付けてみると右の「提案」の部分のようにインクが溶けだしています。これは印刷後2,3週後のものです。上の純正インクは水を付けたのか分からないくらい全く溶けていません。

これはどう見ても顔料インクではなく、染料インクです。しかも色が薄いとか白いインクの付いていない部分があるということは品質が悪い都しか言えません。キヤノンBCI370対応と書いてありこれで染料というのは間違いです。しかも「顔料」と書いてあり、これはS社の悪意としか思えません。

最近になってS社に画像を付けてクレームを申し出たら、買ったのは昨年10月頃だったのですが、お金を全額返してくれることになりました。その対応はまじめで良かったと思いますが。

次に○○社の2本で1980円のものを買うことにしました。1本あたり990円になります。純正のBCI370XLは1778円などですから56%です。
S社の失敗の経験があったので、まずメールを送って本当に顔料なのかと聞きましたら、間違いなく顔料でありにじみは無いと連絡が来ました。またクレームがあれば取り換えやキャンセルに応じる、保証期間は1年と書いてありました。

 

届いたものの重さを計ると42.7gあります。
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以前、純正の空の容器の重さを計ったことがありますのでそれと比較してみました。なおこの互換容器の重さは分からないので純正容器の重さを使って比較してみました。

純正新品(通常タイプ)  純正容器  インク量
33.7g        23.6g   10.1g

○○社互換新品(増量タイプ) 容器(推定) インク量(推定)
42.7g         23.6g   19.1g

この増量互換インクの推定量は19.1gと純正通常タイプの1.9倍もあります。

品質の比較 上の文字が純正インク、下が○○社の互換インクです。
文字周囲のにじみは全くないと思いました。しかし、純正と比較したり、拡大して見ればわずかにあります。拡大しない普通の使い方ではほぼ全く気になりません。
色は僅かに薄い感じがしますが純正と比較しないと気になるほどではありません。また文字の中の微小な白いヌケは無いようです。ただし拡大してみたら僅かに白いヌケのあるのが分かりました。拡大しない普通の使い方では全く分かりません。
水滴を付けてみましたが、にじみは全くありませんでした。十分合格点です。
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なお最初にこの互換インクをプリンタにセットしたとき、インクが認識できないとメッセージが表示されてあわてた。会社に電話するとプリンタの電源を引っこ抜いて10分してから再度スイッチ入れて、インクをセットしてくれとのこと。やってみたらうまくいきました。もしうまくいかなかったら別のものを送るなどの申し出もあった。電話対応も良心的で上手でした。
インクの残量検知機能もあるそうだが、これはまだ減っていないので分かりません。たぶん大丈夫でしょう。
これを見たキヤノンプリンタの皆さん、いい会社は応援しましょう。どんどん買ってほしいと思います。

全体的な感想・・・当然のことですが、互換インクは値段ごとに差があるようです。あまり安いのは品質が劣る、または顔料のはずが染料だったように別物もありえると考えるのが良いと思います。

最後・・・9月になり、プリンタが壊れました。プリンタを買い替えます。高くついたかも。もう互換インクは使いません。
それにしても純正インクは高いな~。良い製品は高い、とあきらめよう。

黒の大型タンクの入れ替え

2017.3/8(水)、晴 キヤノンの黒の大型タンク・BCI370-PGBKのインクがなくなった可能性があるので交換を勧めると[×]表示の案内がでた。OKボタンを押せばそのまま使えるとも案内が出ている。ただし、インク切れのままで使い続けると故障の原因になると脅してある。
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そのまま使うことにした。その時の重さは23.6g。本当に使えなくなるのはこれまでの経験では15%くらい使えるから、あと10日程度は使えるはずだ。
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なお、交換する新品の重さは33.7g。よって、インクの重さは、
33.7-23.6⇒10.1gということになる。
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インクが切れた

2017.2/19(日) キヤノンのプリンタでシアン(C)、青色で「インクがなくなった可能性があります、インクタンクの交換をお勧めします」と案内が出ました。
 空になったインクタンクの重さを計ってみると15.7g。これを再度セットすればもう少し使えるはずだと思ってセットしてみたが、インク切れの表示が出るので使用をあきらめました。昨年末やったときは再セットができて14.5gくらいに減るまで使えたのですが、ソフトウエアがいつの間にか入れ変わったのでしょうか?、残念です。
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 タンクをばらしてみました。下の写真で①タンク本体のカバー⑤を外すと、タンクが3つの部屋に仕切られているのが分かりました。その一番大きな部屋に白いスポンジ④があり、取り出してみると下にはインクの青色が染みていました。
 そのまた下には②,③の同形のスポンジが2つ入っていました。このスポンジにはまだ少しインクが残っているようで、敷物にたくさん付いてしまいました。
 タンク①の中央分部にあるインク部屋から出てきたインクが②,③に染み込んで吹き出し口へ供給されるようです。インク部屋(らしい所)の壁にはインク水滴が僅かですが付いていました。
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 タンク①の下には、スポンジ②の下のあたる部分に穴が開いており、これは下から見ることができます。
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BCI-371Cは満タンで20.0gですから15.7gを差し引いて4.3gが今回のインクの重さになります。

プリンタには、買っておいた増量タイプをセットしました。その重さ24.5g。
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 もし、空になったときのタンクの重さが同じく15.7gだったら、インクの量は9gくらいもあることになります。標準サイズの4.3gと比べると倍以上あるんですね。
  新品24.5-使い終わり15.7(~15.4)=8.8(~9.1)

 値段をアマゾンで見ると、通常のものが792円、XLタイプが1158円なので1.5倍です。インク量が2倍くらいありますのでかなり得ということになります。
かなり得・・・通常タイプ792円を27%(213円)引きの579円で買えたことになる。

 多分これで良いはず;(1-(792*2-1158)/(792*2))*792=579\

インクを交換した

2016.12/13(火)、晴 (下にまとめを書いています。)
キヤノンのプリンタのインクが切れて「×」表示が出ていたのを再度セットして使っていたが、本日交換しました。「×」の表示から35枚くらいプリントしたようです。空の黒は14.5g。タンクを開けてみると全く残っていませんでした。
2016-12-13 19.30.20 
2016-12-13 19.34.12

C、M、Yも交換しました。それぞれの重量は、C;14.5g、M;14.4g、Y;14.5gでした。
2016-12-14 09.46.14
2016-12-14 09.45.45
2016-12-14 09.45.59

なぜ交換する気になったかと言うと、試みに写真をプリントしたのですが、途中から赤く印刷されるようになったので青、Cが切れたのだと分かったためです。あまり長く使ったり写真印刷はしないのが正解です。

新品のBCI-371は、四捨五入するといずれも20.0gでした。なおBCI-371-BKはまだ計っていません。
2016-12-15 21.22.02

 
これまでのインクタンクやインクの重量の調査結果をまとめておきます。

最初の重量
※注1
「×」表示時の重量 使用停止時の重量
※注2
インクの実測重量
「×」表示以降の重量 「×」表示時点の残量
BCI370PGBK 33.5  - 20.6 12.9    
BCI371BK   15.7 14.5    
BCI371M 20.0 15.0 14.4 5.6g 0.6g 11%
BCI371C 20.0 15.5 14.5 5.5g 1.0g 18%
BCI371Y 20.0 15.4 14.5 5.5g 0.9g 16%

  注1;インク止めプラスチックやカバーシートは含めない。
  注2;かすれる前に利用を止めたのでまだ使えたかもしれない。

「×」表示の時点では最大18%ものインクが残っていることになります。これは少しもったいないような気がします。
 1.0/5.5=0.1818
もし5色パックを3750円で買ったとすると675円分も捨てていることになります。
 3750*0.18=675

 ところで、キヤノンのホームページにはそれぞれのインクの容量が紹介されています。エプソンは問い合わせても教えてくれませんでしたが、キヤノンは公開していました。
BCI-371BK/C/M/Y 約6.5ml
BCI-370PGBK  約15.4ml