互換インクを使ってみた

2018.1/25(木)、晴 Amazonなどでパソコンのインクを買おうとすると純正よりも先に互換インクが表示されます。あまりに多いので、品質が悪いのではこんなに多く出回るはずがないと、使ってみることにしました。

私は文字(黒)をプリントすることが多いのですが、文字の輪郭のにじみがほぼ全くなく、水滴が付いてもにじみがほぼ全くないキヤノンの顔料インクの大ファンです。(E社などの染料タイプの文字は輪郭ににじみがあり、水が付くと大きくにじんでしまいます。)

現在のプリンタではBCI370PGBKというのが純正品なのですが値段が高いです。
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しかも最近は目詰まり防止などのためにスイッチを入れるたびに無駄な噴射をするそうで、ちょっとしたプリントを行うたびにスイッチを入れる私は気になっています。また、プリンタを使わなくても一定期間ごとに自動的に噴射して清掃しているそうでこのため、あまり使わない場合などは大変高価なものになっているという記事があります。

そこで利用者としては互換インクと言われるものを使ってみたくなります。色調が純正とは微妙に異なるとも言われますが黒だったらそう違わないだろうと思っています。

Amazonで探してみるといろんなものが出ています。その中でS社の、2個で1110円と言うのがありました。送料込みで1個555円というのは安過ぎますが、「お得」と書いてあるので何かのちゃんとした理由で「お得ですよ」とAmazonが書いているのでしょう。「顔料」と書いてありますし残量検知対応と書いてありますので大丈夫でしょう。(下の写真は会社名は分からない様に加工しています)
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昨年秋、買って印字してみると以下のように問題がありました。写真の上の文字が純正インク、下がS社の互換インクです。
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1.下の互換インクは文字の輪郭が微妙ににじんでいます。
2.文字の色が全体的に薄い感じです。
3.文字の中に微小な白いヌケが散在しています。
4.水を付けてみると右の「提案」の部分のようにインクが溶けだしています。これは印刷後2,3週後のものです。上の純正インクは水を付けたのか分からないくらい全く溶けていません。

これはどう見ても顔料インクではなく、染料インクです。しかも色が薄いとか白いインクの付いていない部分があるということは品質が悪い都しか言えません。キヤノンBCI370対応と書いてありこれで染料というのは間違いです。しかも「顔料」と書いてあり、これはS社の悪意としか思えません。

最近になってS社に画像を付けてクレームを申し出たら、買ったのは昨年10月頃だったのですが、お金を全額返してくれることになりました。その対応はまじめで良かったと思いますが。

次に○○社の2本で1980円のものを買うことにしました。1本あたり990円になります。純正のBCI370XLは1778円などですから56%です。
S社の失敗の経験があったので、まずメールを送って本当に顔料なのかと聞きましたら、間違いなく顔料でありにじみは無いと連絡が来ました。またクレームがあれば取り換えやキャンセルに応じる、保証期間は1年と書いてありました。

 

届いたものの重さを計ると42.7gあります。
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以前、純正の空の容器の重さを計ったことがありますのでそれと比較してみました。なおこの互換容器の重さは分からないので純正容器の重さを使って比較してみました。

純正新品(通常タイプ)  純正容器  インク量
33.7g        23.6g   10.1g

○○社互換新品(増量タイプ) 容器(推定) インク量(推定)
42.7g         23.6g   19.1g

この増量互換インクの推定量は19.1gと純正通常タイプの1.9倍もあります。

品質の比較 上の文字が純正インク、下が○○社の互換インクです。
文字周囲のにじみは全くないと思いました。しかし、純正と比較したり、拡大して見ればわずかにあります。拡大しない普通の使い方ではほぼ全く気になりません。
色は僅かに薄い感じがしますが純正と比較しないと気になるほどではありません。また文字の中の微小な白いヌケは無いようです。ただし拡大してみたら僅かに白いヌケのあるのが分かりました。拡大しない普通の使い方では全く分かりません。
水滴を付けてみましたが、にじみは全くありませんでした。十分合格点です。
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なお最初にこの互換インクをプリンタにセットしたとき、インクが認識できないとメッセージが表示されてあわてた。会社に電話するとプリンタの電源を引っこ抜いて10分してから再度スイッチ入れて、インクをセットしてくれとのこと。やってみたらうまくいきました。もしうまくいかなかったら別のものを送るなどの申し出もあった。電話対応も良心的で上手でした。
インクの残量検知機能もあるそうだが、これはまだ減っていないので分かりません。たぶん大丈夫でしょう。
これを見たキヤノンプリンタの皆さん、いい会社は応援しましょう。どんどん買ってほしいと思います。

全体的な感想・・・当然のことですが、互換インクは値段ごとに差があるようです。あまり安いのは品質が劣る、または顔料のはずが染料だったように別物もありえると考えるのが良いと思います。

最後・・・9月になり、プリンタが壊れました。プリンタを買い替えます。高くついたかも。もう互換インクは使いません。
それにしても純正インクは高いな~。良い製品は高い、とあきらめよう。

互換インクを使ってみた」への2件のフィードバック

  1. 微妙なインク互換品のチェックよくやりましたねー。もし、できれば、メーカの社名を教えていただきたい。

  2. 良かった方は教えても問題ないと思いますので、書いておきます。ベルカラーです。検索すればすぐ出てきます。

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