大げさな表現は止めてほしい

2018.1/24(水)、晴れ 一昨日夕方、東京は退勤時の列車が乱れて大変だったようです。

ところがそれを伝えるインターネットのニュースの見出しに「首都圏が阿鼻叫喚・・・」と書いてあるものがありました。若い人が書いているのだろうが、阿鼻叫喚という表現は適切ではないと思います。テレビで見ていた限りだが、阿鼻叫喚のようなものは1つもありませんでした。

記事を読んでもらうために過激な表現をしているのでしょうが、こんな姑息な手段で読者を引きつけようとするのは反則ワザです。

他にも、最近はいろいろ過激な表現が目立ちます。

号泣した・・・悲しかったのか逆に感激したかで涙ぐんだ程度のことを号泣したという言い方が流行っています。これは間違った使い方です。号泣とは、あたりをはばからず身をなげうって大きく泣くようなことを表すものです。本当に号泣する状態との区別ができなくなってしまいます。

激怒する・・・「私は怒った」程度のことを激怒すると言うのが流行っているようです。激怒するとは、身をよじらせて激しく怒るような場合に使うべきものです。安易に使うと、ホントに激怒するときに何といえば良いのか分からなくなります。

とはいううものの、昔から大げさな表現はありましたけどね。

必死でやる、必死の思いでやる、など・・・必ず死ぬような気持ちでやっていない場合でも気楽に「必死でがんばった」などと使っています。