カボチャにキュウリを接ぎ木

2022.6/2(木) カボチャを台木にして、キュウリを接ぎ木することを昨年夏から練習してきましたが、ようやくコツがわかってきました。3月、4月まではほとんど失敗でしたが、5月頃から上手くなりました。苗としては少し時期が遅いので、来年は春先から成功させたいものです。

下2枚の葉はカボチャです。これから植え付けです。

 上手くいったものは、カボチャの茎にキュウリがしっかりと食い込んでいます。

 カボチャはキュウリより2週間くらい早く播き、双葉を大きく伸ばし、本葉が少し出てきたら接ぎ木可能です。茎がある程度大きくなっている必要があります。

キュウリの根を切ってつなぐ断根接ぎ木です。
台木にするカボチャの本葉を切り捨て、細く削った割りばしで幹に上から穴を開けます。カボチャの樹液が出てきます。 

双葉に育っているキュウリの茎を切り取ります。断根です。
双葉の付いた根の方の先端をカミソリで長めの三角形に削ります。キュウリの幹の形成層がカボチャの幹につながることになります。キュウリが穂木です。

キュウリは細いです。

細い尖ったキュウリをカボチャの茎の穴に差し込みます。

数日でカボチャとキュウリの樹液が固まって(カルスができ)接合部が塞がれます。
水やりの時、1週間くらいは接合部に水が当たらぬように注意します。またビニール袋を全体に軽く被せて水分の蒸発を防ぎます。

上手くできました。

私が気を付けたことを再度書きます。(図は断面図であり、このように切ったのではありません)
接ぎ木するには、まずカボチャの本葉をカミソリで切り取るのは難しくない。

カボチャの茎の上から割りばしを細く削ったヘラを差し込む。このとき、茎の中央には空間があるのでヘラをちょっと傾けて脇の側肉部に食い込ませます。
ここが微妙な作業です。ヘラは横幅1.5mm程度で厚さ0.3mmくらいにしました。最初はヘラの幅が大き過ぎてカボチャの茎が割れてしまって失敗しました。
このヘラを側肉部の上から差し込むと、カボチャの茎はそんなに大きくないので割れてしまいます。そのため、やや横に寄ったほぼ中央から少し斜めに差し込んで、側肉部に切れ込みを作るのが良かったようです。ここがじつに微妙、一種のコツです。

なお、多くのインターネット記事にはここまで詳しく書いてありません。これは私流であり、一般的ではないかもしれません。

キュウリの先端を鋭敏なカミソリで長い三角に削ります。これで、表皮の下の薄い形成層が少し長くむき出しになります。キュウリの茎も中央部分に空白があるようですが、小さいうちは良く分かりません。削ると樹液が出てきます。

このキュウリをカボチャに差し込み、削った部分がカボチャの側肉の切れ込みに食い込むようにします。これでカボチャとキュウリの形成層がつながって接ぎ木がうまくいくようです。

私の失敗;ヘラを茎の中央に垂直に入れると茎の中央部に穴が開くことになりす。ここにキュウリを差し込むとキュウリを削った部分とカボチャの切り口との接触部が短く、失敗が多かったように思います。

秋キュウリの接ぎ木

2021.8/2(月)、晴 秋のキュウリ(霜しらず)の種を播いていたら芽が出て大きくなったのでカボチャを台木として接ぎ木することにしました。キュウリは連作すると障害がでますすが、カボチャは連絡しても障害がでないので、接ぎ木します。

やり方はインターネットでいくつも記事がありしたので、勉強しました。呼び接ぎ木をやってみます。

まず、上になるキュウリの幹を一部がつながった状態にして切り上げます。
下になるカボチャの幹を一部つながった状態にして切り下げます。この切り口にキュウリを挟みます。
挟んだ部分を抑えるために洗濯ばさみを使ってみましたが、力が強すぎて潰れてしまいます。最初は接合もうまくいってなかったようで、すぐに枯れだし物もあります。
そこで、急遽インターネットで接ぎ木専用のクリップを買って、それで留めました。
翌、8/3(火)には 接ぎ木専用のクリップで幾つもやりました。