■■■■■メールマガジン;六車技術士事務所■■■■■  2014.3.19

■STAP細胞へのかすかな願望

 STAP細胞は本物であってほしい、と思いませんか?

 私は3月6日付のこのメルマガでSTAP細胞の件は何かおかしいと
書きましたが、その後、画像や文章の借用などが明らかになり、13日
には理研が調査を行うということになり、その後のゴタゴタはご存じ
の通りです。

 マスコミは持ち上げたり貶めたり大変なようですが、それとは別に
STAP細胞の存在は本物であってほしいものです。

 小保方さんがやれば旨くいくというのは、小保方さん特有の何かが
影響していると思うんですがどうでしょうか。例えば、微量のお化粧
品とか、薬液の注入の速度などまだ気が付いていない要素があるのな
ら、それを明らかにしたら良い特許になりそうです。

 
■昔々、その10・・・    
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 アテネの中心部にある特許事務所の所長の姓はパパコンスタンチノウという人で、ギリシャ戦士とかアレキサンダー大王のような人を想像していました。迎えに来た運転手兼秘書のような男性に連れらて事務所に行くとほっそりしたキリッとした35歳くらいの秘書と思われる女性が出てきました。


※事務所の入り口だったか向かいのビルだったか忘れましたが、あちこちがこんな造り。

 「こんにちは、良くいらっしゃいました」というので、「ハ─、こんにちは、パパコンスタンチノウさんはいらっしゃいますか」と聞くと私ですとのこと。娘さんに手伝わせているのだろうと思っていると、何か飲みますかと聞いてきたり、運転手兼秘書の男性にあれこれと指示しています。
 しばらくして分かったのですが、このきゃしゃな女性が所長さんでした。なぜかイギリスのエリザベス女王に似た印象のように思えました。

 夕食を一緒に食べようということになり、息子さんとご主人がやってきました。と、ご主人のツラ構えにびっくり。まるで古代ギリシャ時代の石像や映画でみるようなギリシャ人の印象です。私がそう思っただけでなく、あの男性職員もそう思っているとあとで教えてくれました。

 特許の仕事ではありませんが、私の所属会社の関係会社があるというので見に行きました。代表をしている日本人に特許の話をしてみましたがほとんど関心をもたれませんでした。

 では夕食に行こうという段になり、会社の欧州出張所のお偉いさんご一行がたまたま来ており、彼ら一緒にいくことになりました。総勢6,7名が濃紺などの背広をバシッと来て出掛けました。ところがここは南欧。どこを見てもラフな格好の人ばかり、街中にはどこを見てもこんな集団は見当たりません、浮いていました。

 退勤時の雑踏にかかってタクシーが動きません。オートバイに3人くらいもまたがってパォパォと警笛を鳴らして中央線上を走って、その後を自家用車が走って行きます。何事かと思っていると、赤ん坊が生まれそうなので道を開けろとオートバイが叫んでいた、その後ろの車に妊婦が乗っていたようだとのこと。救急車が少ないのでこのようにして緊急車両とすることが許されているとのことでした。

 レストランでステーキを食べることになりました。お偉いさんが最近太りすぎたのか、「肉(の焼き加減)はウエルダンにしてくれ」とのこと。その後の若い付き添いが「では私もウエルダン」、次の人も「ウエルダン」・・・、それで私も「ウエルダン」・・・、全員が「ウエルダン」。

 ウエルダンとは肉の内部までよく火を通したもので、普通はミディアムとか、ミディアム・レアが旨いとは知っていました。ところが皆がそういうので、右へ習えで注文してしまったのです。注文した後で変更したいな、とも思ったのですが全員がそう言ったので言いだせないままになりました。

 出てきたのは心配したとおり、脂身の全くないポサポサの肉でした。焼け過ぎていて油が全部抜けていたのでしょう。ゼンゼン旨くありませんでした。

 小さなレストラン(飲食店)とおぼしき店に入ろうとして見上げると、店の上にデカデカと「TABERNA」と書いてあります。

 えっ、タベルナ、食べるな?

 店に入って、何か食べられるかと聞くと、OKとのこと。最初は店の名前かと思ったのですが、「TAVERNA」とか「TABERN」と書いた店もあります。チェーン店みたいなものかと思ったり、いやどうも食堂のことだと思うに至りました。
 英語で酒場とか居酒屋をtavern(タバーン)と言いますが、語源は同じなんでしょう。

 アテネの気候は日本より少し暖かく感じました。パルテノン神殿はホテルから近かったせいもあり複数回出掛けたように思います。紀元前438年に完成したというこの大理石作りの神殿は見るものを圧倒するものでした。まとまりのない古代ギリシャと言われる一方でよくもこんなものを作れたものだと感心する以外ありませんでした。

 神殿では、カメラに小型の3脚を付けてセルフタイマーで写真をいくつも撮りました。が、あとで3脚を使っての写真撮影は禁止と書いてある注意書き見つけてヒヤヒヤ。遺跡保護なら分かるけど、写真撮影権みたいな観光業者の保護のために知的財産として保護するというのはちょっとどんなものか?、2500年前の知的財産権?
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