■■■■■メールマガジン;六車技術士事務所■■■■■   2013.12.17

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■昔々、その1・・・         ⇒次

 昭和53年、私がちょうど30歳のとき経験したことを何回かに分けてご紹介したいと思います。

 会社の仕事の関係で珍しい出張に行くことになりました。6週間にわたって、スペイン、ギリシャ、トルコ、エジプト、カメルーン、南アフリカの6カ国を訪問したのです。1月末から3月初めにかけて行きました。


 この国々の名前を出すと、いつも話し相手は「仕事で行ったんですよね?」と念を押してきます。もちろん観光ではなく仕事の出張で行ったのです。海外出張といえば当時は特別のものであり、そのせいだと思うのですが飛行機はほとんどビジネスクラスでした。
(一部ではファーストクラスとエコノミーしかないものがあり、その時はエコノミーでした。)

 これらの発展途上的な国々において特許制度はどう機能しているのか、その指標の一つとして特許情報の普及は進んでいるのかなどを調べるのが目的でした。

 そんなわけで、弁理士との打合せとか裁判などのように緊張する出張ではなかったのですが、飛行機はビジネスクラスに乗りました。
何年かたってたくさんの人が海外出張するようになり、経費節減のためにエコノミークラスが当たり前になった時は窮屈なものだとつくづく思ったことでした。

 今ではこんな優雅な出張は考えれられませんが、当時は海外に行くからには十分ゆとりをもって、会社の体面を汚さぬようにと、張り切って予算化してくれたようです。

 この出張は、乗り継ぎなどもあって合計で14回ほど飛行機に乗ったことになります。

 当時は成田空港はまだなく、羽田空港が唯一の空港でした。実は私はそれまで海外旅行はもちろんのこと、飛行機に乗ったことがなかったのです。離陸直前にエンジン音が一段と大きくなりビックリしたことを覚えています。

     

 私は左の窓際に乗っていました。ビジネスクラスとはいえ今のビジネスクラスほど豪華なイスではなく、飛行機の席は狭いものだと驚きました。
 飛行機が離陸準備のために動き出し機体が左に回り、窓から滑走路の脇に何百mか遠方まで数十個もの光るランプの列がキラキラと見え、あそこを走って行くのだとドキドキしたことを今でも思い出します。そういえば、最近の滑走路にはあまりライトはありませんね。電子通信的な制御が進んでいるせいかもしれません。

 初めて1万メートルの雲の上に出て爽快でした。下の雲は明るいのに、空気が薄いためか空が暗くなったのは不思議でした。空気がないので太陽光の乱反射がないので暗いというか黒いんですね。遠くに来たな〜と思いつつ、準備のための忙しかった日々を思い返していました。

 ただ、仕事のことを考えると一人でうまくやれるだろうかと心配で心配で・・・。飛行機に乗った浮かれた気分と仕事の心配と事故や事件に合わないように安全や手順についての緊張で精神をすり減らしつつ、暗いというより黒い空を見上げていました。

 これ以来何度も飛行機に乗りましたが、いつ乗っても良い気分になります。
 実は私は目をつぶっての片足立ちが得意で、歳とった今でも90秒くらい、足が痛くなるまでやっておれます。これは平衡感覚の問題らしいのですが、パイロットに適しているらしいです。普通の人は私の年齢では10秒前後くらいの人が多いようです。
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