三菱日立、MHじゃなくてMI?

2016.5/10(火)、雨のち曇り 日立市に、三菱重工と日立製作所が出資して、ガスタービンなどのパワーシステム関係の新会社ができています。三菱日立パワーシステムズ株式会社というそうです。資本金は三菱重工が65%、日立製作所が35%で、本社は横浜の三菱重工横浜ビルにあります。

日立市にある工場の上に出ている表示を見ると、「MI三菱日立パワーシステム」となっています。
2016-05-08 13.40.58

「あれMI?、MHが良いのじゃないの?」
と思って、よくよく目に力を入れて見れば・・・、「M」の右と「H」の左を同じ縦棒にしてあるんですね。ところが、「H」の中の横棒は、赤い飾り線でほとんど見えなくしてあります。これでは「MI」のようにしか見えません。

「ん~、なんでこんなことするの?」

三菱重工は日立製作所の倍近い65%も出資しているんだから、均等な面積でMHをならべるのは嫌なんですね。一応MHを並べるが、Hができるだけ目立たぬように、一生懸命デザインを考えたんでしょうね。赤いブーメランのようなデザインを絡ませて、Hの横棒を見えなくし、パッと見るとMIと見えるようにしたんですね。

作った人たちは、一生懸命考えたんでしょうが、これでは逆効果です。

元日立製作所の従業員の知人たちは、「三菱ってこんな会社だったの、えげつないね」とか「品がないね」と笑っています。たしかに、三菱ってこんな姑息なことをする会社なんですよ、とPRしているように思えてなりません。

工場に案内された顧客も気づくでしょう。それが、営業に好影響をもたらすんでしょうか?

会社案内をみると、
「下のシンボルマークは、MとHが一体となった姿は「三菱」と「日立」が一つになることで生まれる強い連帯感とパワー、そして責任感を表している」と、会社案内に説明してあります。
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こちらは横棒がだいぶ見えやすいです。これを見るとたしかに、MHと見えます。・・・正式文書では問題なく見えるが、多くの人が見るものは自分たちの都合の良いように見える、これは忍者まがいの高級テクニックですね。

 

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