■■■■■メールマガジン;六車技術士事務所■■■■■  2014.7.7

■概念検索の社内説明会を開きませんか?

 昔は私も「概念検索の質問文は短い方が良い」と言ったり書いたりし
ていました。ところが、2,3年前からはそれを発展させた別の言い方
をしています。

 今は、質問文として最も大切なことは下記の言い方が妥当と考えてい
ます。
「質問事項とキーワード分布が合っていること」

 短文にすれば比較的にキーワード分布の合った文が作り易くなります。
これに対し、要約とか明細書など長い文ではキーワード分布が合わない
文章になることが多いので、長すぎる文章は不適当(な事が多い)とい
うことになります。短か過ぎる文章とか、2,3個のキーワードだけの
場合も同じ意味で不適当なことが多いわけです。

 先日ある会社のセミナーを終了しましたが、ぜひご覧のみなさまの会
社でも、研究者や開発技術者向けの概念検索活用セミナーを開かれるこ
とを期待しております。 ※料金は相談に応じます。


■初期化したSTAP細胞論文

 とうとうSTAP細胞問題もネイチャー誌が論文を撤回したそうで、
完璧に「初期化」したようです。

 理研では小保方さんを入れて公開実験をやるそうですが、そのときは
小保方さんの化粧品などは昔と同じものをやって(たぶんご本人も気づ
いていない)微量物質の混入か何かの効果を引き出して欲しいものです。

 そうすれば、試験管の上で指をパチンと鳴らすとか、ひょっとしたら
ウィンクするなどの動作で微量物質が混入して特殊な効果を引き起こし
て成功するかもしれません。むかし「奥さまは魔女」というテレビ番組
で、鼻をちょこっと動かして魔法を使う奥さんをやっていましたね。

 そのことが「特別なレシピ」なのか、あるいはご本人も気が付いてい
ない偶然なのか興味のあるところです?

 ところで、もしそうやって再現できた場合、発明者はその微量物質の
関与を明らかにした人になるように思えますがどうでしょうか?

 
■昔々、その16・・・    
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 眠っている間に地中海をひとまたぎして、サハラ砂漠を越え、飛行機がカメルーンにまもなく着く頃になりました。そうしたら、乗務員の女性達がカラフルでゆったりとした民族衣装のようなものに着替えてぞろぞろと出てきました。まっ黒ですが白い歯の魅力的な笑顔で、これまでの西欧風のがっちりした制服と全く180度逆のリラックスした雰囲気です。機内サービスの一つなのだろうと楽しんで見ていました。ところが、そうではなかったのです・・・


※暑い熱い赤道直下のカメルーン。後ろは首都でNo.2のホテル。

 カメルーンは、旧フランス領の7カ国くらいの国が一緒になって統一特許庁の事務所が首都のヤウンデにあります。ところが飛行機は直行便ではなく、まず商業都市である海に面したドゥアラに着き、そこで乗り換えて行くことになっていました。これらの町はいずれも赤道より300キロ程度北にあります、四捨五入すれば赤道直下です。飛行機からは緑に覆われた密林が見え、空港に近づくと赤茶けた大地が目立ってきました。

 ドゥアラ空港に着いて飛行機の出入口が開くと、サーっとなま暖かい空気が入ってきました。最初は、冷えていた体に心地よいと言う気分でしたがタラップを降りかけると、暑いな─という気分になりました。コンクリートの上を歩きだした頃には、早くクーラーのきいた空港事務所に入り込もうと急ぎ足になりました。ところが空港事務所に着いてみると、なんと・・・、同じ蒸し暑さです。人が多いだけさらに蒸し暑さを感じます。待合所の窓は開けてあります。

 だんだん汗が噴き出してきました。ここで乗り継ぎのために4,5時間くらい待たないといけません。大勢のまっ黒な人が、男も女も半ズボンで半そでシャツ。ゆったりとした白いワンピースを着た女性は金持ちかもしれません。いずれも、暑そうでぐったりとして誰も動かずにじっとしています。ときどきハエがブーンと飛んできます。

 私はオーバーコートは来ていませんが、厳寒のパリの服装です。厚手の下着に毛糸のセーターやズボン下に冬用の背広です。さっくセーターは脱ぎ、背広も小脇にかかえました。ズボンも脱ぎたいのですがそうもいきません。動かずにじっとしていたのですが、汗が体中から吹きだしてきます。
どこかで着替えないと大変なことになりそうな予感。

 そこで、トイレで夏用の衣類に着替えることにしました。クーラのきいていない暑くて狭いトイレで大きなバッグを開いて夏物の下着と背広を取り出して、汗だくになって着替えました。トイレを出るとずいぶん涼しくなった感じです。脱いだ上着を持つとゴワゴワとしてズシリと重みがあります。汗の水分や塩分を吸ってかなり重く固くなっていたようです。

 機内でスチュワーデスのおねーさん達が民族衣装のゆったりとした衣服に着替えたのは機内サービスではなく、エアコンのないドウアラでの生活のために必要な対策だったんですね。

 海の近くの商業都市ドウアラから、東の内陸部にある首都のヤウンデまではプロペラ機だったような記憶があります。ヤウンデは標高が700mと高いので少し涼しい感じがしました。しかし、空港からヤウンデの街までタクシーはエアコンは付いていなかったようで、窓を開けて走っていました。
後ろの客席は風で目を開けておれません。

 とはいえチラチラと見える風景は、走っている道路は舗装されていますがすぐわきはアフリカの大地そのものです。薄暗くなりかけた赤茶けた大地と緑を張り付けたような高い木と、くすんだ民家や店があったり、バラックのような家があったり、そうかと思うと、遠方には周辺の景観と無関係に場違いな感じの高いビルが見えます。
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