■■■■■メールマガジン;六車技術士事務所■■■■■  2014.7.18

■電子SDIは利用されてますか?

 SDIサービスはご存知ですよね。公報が発行されるたびにその
中からあらかじめ登録している人に希望する内容の公報を送りつけ
るサービスです。

 昔は、紙の特許公報しかなかったので、公開特許公報の抄録など
をコピーして送っていました。私が昔いた会社では、抄録誌を特許
エンジニアに回覧し、選択された抄録をコピーして該当の研究部門
や工場に送っていました。膨大な量をコピーしていました。

 みなさんの会社ではどうやっていましたか?

 また最近は、ネットワークを利用してSDIサービスを行なう所
も多いでしょうが、ちゃんと見てもらえるか心配でしょうね。

 紙抄録だと、目の前に置かれるので一部分かもしれませんが、い
くらかは見ることになったでしょうが、ネット経由だと開くのに時
間がかかるため、つい億劫になって見ないで済ますこともあるよう
です。

 ちゃんと利用したい人にとってはネット経由は遥かに便利なんで
すが・・・紙だったら次の人に回す必要がある場合は「今は急いで
いるのであとで見よう」ということはできません。これがネット経
由だったら回覧の必要はありませんので、2,3日後でも見ること
ができます。

 しかしネット経由だと、SDIの配信の連絡メールをバサッと消
してしまうことも罪の意識少なくやれます。特許を見るのが面倒く
さいと思うといくらでも手抜きができます。

 ネット経由のSDIと言うのは、ちゃんと使いたい人は使いやす
く、お付き合いで使う人はいくらでも手抜きできるものです。使う
人の本音が出ますね。

 新入社員などに、SDIで送った特許を見させようとするのは、
紙時代よりも大変です。何か工夫が必要です。 (以下次号)

 
■昔々、その17・・・    前←  ⇒次

 カメルーンの首都ヤウンデの市街に入るとすでに薄暗くなっており、明りのついた店にはカラフルな衣装の女性たちが賑やかです。しかし、タクシーの運転手もそうですが歩いている女性や男たちも、全員まっ黒です。まれに白人も居ることはいます。肌の色のことばかり書いていますが、それまで私は黒人はほとんど直接見たことが無かったくらいの田舎者でして、それが見渡す限りの黒人ばかりの場所に来たので全く面喰っていたのです。


※舗装された道路の脇は赤茶けた土。ここは首都ヤウンデの中心地。

 エジプトでも褐色の人が多かったのですが、日本人でも強く日焼けしたらなる程度のものでした。ところが、カメルーンに来ると茶色ではなくまっ黒で、しかも頭はチリチリの生粋のアフロヘアーです。最初は珍しいので、しかしじろじろ見ると怒られそうでチラチラと見ていたのですが、周辺が全部そうですから、こちらが珍しく見られていたのかもしれません。そのうちに慣れそうなものですがなかなか慣れず、いつも気になっていました。

 ホテルの受付けは白人の男性でしたが、チラホラする人影はほぼ全部まっ黒です。受付けは一人だけのこじんまりとしたホテルで客の姿はほとんど見えません。2階建てで、私もその2階の一室に案内されました。
ヤウンデでは最高クラスのホテルと思っていたのですがどうもそうではなかったようです。窓枠にアメリカのGE社製のエアコンを取り付けてありますが、古いようで室外機の音がガンガン聞こえてきます。

 到着して受付けの際に、ぐっしょりと濡れた形の冬用背広をクリーニングに頼みました。出発の朝は早いので前々日までに持ってきてくれと、何度も念を押しておきました。ところが、一日遅れて出発の前日の夜になって届くことになり、やきもきすることになりました。こちらは赤道直下で真夏ですが、日本に帰ると真冬ですから冬用の背広は絶対に必要だったのです。

 背広は夏用を合わせて2つ持って行ったわけですが、眼鏡も2つ持って行きました。もし壊れたりすると身動きできませんので。カメルーンではメガネ屋さんもあまりなさそうで2つ持って来たのは正解でした。とはいえ、必要になることはなくて幸いでした。

 部屋に落ち着くと汗をかきすぎたせいか、むしょうにラーメンを食べたくなりました。インスタントラーメンにかけるお湯を作るための、ヨーロッパのホテルでは目にした湯沸かし道具が見当たりません。

 「お湯を沸かしたいのだが何かないか」とフロントに聞くと、持参するとのこと。てっきり湯沸かしヒーターを持ってきてくれると思っていたら、フラスコに入れた熱いお湯をもってきてくれました。カップヌードルに注いでみましたが、熱湯ではないのであまり柔らかくなりません。それでも日本を思い出す乾燥した具の入った貴重なラーメンを食べることができました。この他、梅干しも持参していましたので時々食べていました。

 飲み水は、ガラス容器に入れて部屋の隅に置いてあったのでフロントに聞いたら飲める水だと言うので飲むことにしました。しかし直ぐに喉が渇き足りません。お湯を沸かそうと思ったのですが、ヒータはないそうで、その都度沸かしたお湯を持ってきます。面倒ですが、あとでその理由が分かりました。
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