■不思議な言葉「紐づけ」         2018.3.7

 最近、「紐づけ」と言う言葉を耳にしませんか?

何やら、やまと言葉の響きがあります。
昔はリンクと言ってたところを 紐づけ と言ってるように思えますが、使っている人は微妙な違いがあると言っています。

個人の名前とユーザIDが紐づけされている、という程度ならリンクでも同じに思えます。

また、あるデータベースでは個人名とユーザIDがリンクされて保存され、別のデータベースではユーザIDと収入が保存され、2つのデータベースがリンクされているので個人名と収入が紐付けされている、というのでしょうか?

それだって、個人名と収入がリンクされている、で良いと思うのですが。リンクは一面的で、紐づけというのは裏で巧妙につながっているという響きがあるのかもしれません。


公開特許明細書を検索してみると、1998年には「紐づけ」または「紐付け」を使っている特許はわずか22件でした。99年は40件。
ところが、2016年は3085件、17年には3445件に急増しています。200倍以上に増えています。
これに対して、リンクは1998年に17579件が2017年には17378件でほぼ同じです。




なお、公開特許件数はこの20年間の間に約34万件から23万件に減っています。(ピークは2002年の374551件です)そこで、全公開件数に対する比率で見るとリンクも徐々に増えているのが分かります。



20年前の1998年の件数(公開特許件数で補正)を1として見ると「紐づけ」の急増の状況がはっきり分かります。




 この20年間に何が変わったのでしょうか?
「紐づけ」が理解できないと、そろそろお蔵入りかも。

これで終わりにしようと思っていたら・・・
★面白いことを見つけました!!
 「紐づけ」という言葉を使っている特許はほぼ100%が日本の出願人と言うことがわかりました。

英語からの翻訳では何と言うのでしょうか?


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