ない頭の絞り方    ⇒PatentCity

 知人から「構想と現実の差が大きいことを痛感している。ない頭を絞っているがうまい方法が見つからない」と話しを聞く機会がありました。以下、そのとき、私が紹介したことがらです。

2011.3/30(水)・・・課題を一生懸命考えた後、リラックスしていると良い考えが自然に浮かんでくることがあります。そのアイデアをうまく掴み取ることが成功の秘訣です。私も50歳ころに大きな課題にぶつかり、死ぬかと思った末に、良い方法を体得しました。

 メモを取るのは大事だということは私も知識としては知っていたのですが、それは大学者のやることだろう、自分たちは違うと思っていました。ところが私は苦労の末、メモを取ることの大切さを理解し、その後、現在も仕事に大いに役立っています。

 日本人初のノーベル賞受賞の湯川博士は、大風で眠れぬ夜半に中間子理論を思いつき、それを枕もとのメモに書き付けたというのは有名は話です。その他、多くの実話があります。

 古代中国では、良い考えが浮かぶタイミング・場所として、馬上、枕上(ちんじょう)、厠上(しじょう)といいました。現代で言えば散歩、旅行、寝てウトウトしているとき、トイレ、お風呂に入っているときなどに、アイデアが浮かぶものです。ただし、その前にその課題について一生懸命考える事をしておくことが必須です。何も考えずにリラックスばかりでは何もアイデアは浮かばないでしょう。

★そして、アイデアが閃いたときに「メモを取ること」が必要です。メモなしでは忘れてしまいます。なかなか思いつかない貴重なアイデアほど最初のうちはバカバカしく思えるそのせいか、忘れてしまうことも多いようです。