■■■■■メールマガジン;六車技術士事務所■■■■■  2015.5.21

■検索式と概念検索を上手に使いこなすためのセミナー

期日 2015年06月16日(火)10:30〜16:30
主催 (株)R&D支援センター
題名 「専門調査員と研究者の特許調査のための上手な検索式作成と
   概念検索のやり方」
   前半は検索式の作成とそれによる検索、後半は概念検索です。
   また、FI記号を上手に利用するための「WebFI」の利用も
   解説します。
URL https://www.rdsc.co.jp/seminar/150654
 ※このメルマガをお読みいただいている方は、ご連絡いただけば
  大幅割引のご利用が可能です。

■私のアイデア発想法

 皆さんは、何か困った時のアイデア発想はどうやっていますか?

 私は面白いアイデア発想支援法を使っています。これは、アイデア発
想自体は無意識に任せて特別のことはせず、浮かんがアイデアを上手に
すくい取るというものです。

 すくい取ると言ってもそれほど特別の方法ではありません。しかし、
私の場合は、じつにうまく機能しております。

 そのやり方は、浮かんだアイデアを全て紙に書き出すのです。眠って
いる時に浮かんだアイデアは目を覚ました場合にはメモに書きます。明
け方に半覚醒の状態、うつらうつらした状態で良いアイデアが浮かぶこ
とが多いので、目を開けずに枕元に置いているメモ用紙に書き出します。

 そのときは良いアイデアと思っても後で見るとバカなアイデアのこと
も数多くありますが、それは気にしません。

 良いアイデアを忘れないのが最も大切です。忘れないようにするため、
とにかく書き出します。半覚醒の状態で浮かんだアイデアはすぐに忘れ
ますので、気付いた核心部分をまず書いて、その前提のような事項はそ
の後で書きます。

 以前は、ポイントだけでは何のことか分からないと思って前提から書
いていました。ところが、そうしている内に核心部分を忘れてしまうこ
とがありました。何と言っても頭がボーっとしている状態ですから。

 この半覚醒の状態では、常識では無理やムダと思うこともドンドン出
てきますので、それらをできるだけ全部書き出しておきます。そこが大
切なところです。

 意識がシッカリしている時は、「アイデア」が浮かんでも「自分には
無理だな」とか、「誰かがやったはずだな」とか、「もっと大事なこと
があるから後でやろう」などと何かの理由を付けて却下してしまってい
るように思います。

 一見ダメなアイデアでも、紙に書き出してしばらく放っておくと、別
の条件が出てきて、実現でできるようになることが結構あるものです。

 半覚醒のときに目を閉じたままで書いた字はメチャクチャニなってい
ます。朝ごはんを食べながら、判読して書きなおします。
昔は冗談で「カミのお告げ」と言っていました。神ではなく、紙のお告
げです。

 こうなると、大発明がポンポンでてきそうですが、私の場合そうはい
きません。

 課題が無い場合は朝方の半覚醒時でも何も浮かびません。課題を抱え
ていることがアイデアの出てくる大きな条件です。「必要は発明の母」
という格言も同じことを言っていると思います。現在の私には発明をせ
ねばならないという切羽詰まった状況が無いのでは発明は生まれません。

 しかし、特許の分析や調査の仕事をやっているのでそのことに関して
朝方の半覚醒状態などにいろんなアイデアが浮かびます。目が覚めてい
た時は全く気付いていなかった問題点や、懸念事項の解決案などが浮か
びますので、メモをします。

 今年2月ころに、久しぶりに特許分析の大きな仕事をやりましたが、
その時も何度も役に立ちました。小さいものを含めると2,30回くらい役
立ったと思います。

 昨年は地域の自治会の役員をやりましたが、その時も数多くのアイデ
アが浮かんできて、役に立ちました。何かをやるべきだ、という大きな
アイデアのこともあり、それを実行するための部分的なアイデアのこと
もありました。また困った問題点の解決策などもありました。

 参考のため、私のアイデア発想支援法により大きく進んだ自治会活動
を書いておきます。
(1)防犯灯(街灯)のLED化による電気料金の削減(20年間で440万円)
(2)家庭生ごみ回収のネットボックス設置・・・わずか4ヶ月で自治会
 から金を出すことを決めて団地内の20カ所くらいに設置。
(3)自治会改革委員会の活発化(実質的に創設)
(4)役員の免除規定の創設
(5)総務担当の新設
(6)自治会報の新設

 いま住民活動としてやっていることを、ついでに書いておきます。
「シニアバスカード」の新設について案を練って市とバス会社に働き掛
け、さらに団地の有志を募って磨きをかけています・・・詳細は後日。

 これらに取り組むべきこと自体、またその細部のアイデアも半覚醒の
ときに浮かんできたことが山ほどあります。

 アイデア発想に自信があると、事柄は良いのだが前途が見通せないと
いう場合でも、そのうちに解決策は浮かんでくると思えることです。そ
のため一歩踏み出す事が気楽に行えます。

 アイデアにはいくつかの種類があるようです。まず、問題自体に気が
つくこと、またその問題の解決策があります。さらに、今日やるべき仕
事が次々と思い浮かび行動計画書が出来上がることもあります。

 私は、最近は寝付きが良く、夜寝るときにアイデアが出ることはあり
ません。もっぱら明け方です。昔、50歳すぎの頃は、抱えていた仕事の
ことが頭から抜けきらず、寝入る前にベッドの上でいろんなアイデアが
出てきていました。

 また、昔は散歩とか通勤途中や出張の電車の中でもアイデアが浮かび
ました。最近は犬と散歩するのでそちらに気を取られてアイデアはほと
んど浮かびません。

 今私が製品開発の現場にいたら、すごい成果があがったろうなと残念
でたまりません。もっと知りたい方は⇒単行本「アイデア発想支援」
 ⇒ http://www.patentcity.jp/muguruma/ideagainen.htm


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