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■日没と昇竜

 特許から見ても日本の産業界は日没にさしかかっているようです。

 日本公開特許が激減しています。今年の発行件数は25万件
程度のようです。数年前までは35万件近かったのに。

毎月の公開件数を見ると、3.11地震の後に急減している訳で
もなく、その影響というより長期にわたる出願の減少が原因
のようです。

 それに対して中国の公開特許、公開実用新案、意匠登録は
一直線に増加しています。今年の公開特許件数は35万件を超
すものと予想されます。

 http://www.patentcity.jp/patentcity/index.html

この調子では1年の公開特許の発行件数が100万件を超す日も
遠くないかもしれません。

 100万件など冗談のように思えますが、人口は11倍くらいも
あり、出願意欲は旺盛のようですから、あり得ないことでは
ないように思えます。

 特許は質が大切ですが、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるとも
言います。

 闇が深ければ明け方は美しいなどと、ノンキなことで良い
のでしょうか?

 企業の所得税を大幅に引き下げ、○○により超円高を是正
し、開発意欲を奨励し、雇用を確保し、購買力を増やして景
気回復を行わないと、
メシの食えない国に本当になってしまいそうな気がします。

 政治は上手に運営することが大切です。現在の状況は、政
治家が悪いのではなく、選挙で本当に仕事をしてくれる人を
選んでいない、我々にあるのかもしれません。
 大組織の代表だからとか、親譲りの地域の代表だからなど
と安直に選んだ結果が現在の中央政治のありさまではないの
でしょうか、
などと、考えてしまいました。


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