■■■■■メールマガジン;六車技術士事務所■■■■■

■概念検索の上手な使いこなし

 上手に概念検索を使えますか?

 再現率の高い概念検索を行なうには、「質問者の意図をコンピュ
ータに正確に伝えること」が大切です。

つまり、上手な質問文の作成法が大切です。このことは100回言って
もよい原則と思えます。

明細書1つを渡して「これに似たものを探してちょうだい」と
言ってもコンピュータも困るはずです。

人間の調査員だって、この中のどこに似た特許を探していますかと
聞きたくなりますよ。

コンピュータは、それほど賢くありません。

  明細書は、たとえ少々の綴りの間違いも修正して読むほど
  賢い人間を対象として書いてあります。

コンピュータに質問を出す場合は、上手な質問が必要なのです。

ところが、システム開発者はこのことを重視しない人が多いです。

  自動車を作っている人が運転の上手な人とは限りません。
  ピアノを作っている人が上手な演奏者とは限りません。
  
★システムの製造者と違った観点を利用者が見つけることで、上手な
 使いこなしができるといえます。・・・⇒じゃ、面倒だね。

 自動車の上手な運転にはドライバースクールに行き、音楽大学
 に行かないと上手に慣れないことに似ています。

■概念検索の開始時期、論文集

 概念検索の利用可能な主な検索システムの開始時期、および
概念検索について私が知っている論文を掲載しました。

 論文は概念検索の理論的なものよりも利用に関するものが多く
なっています。(自動車でいえばエンジンや車体の詳細ではなく
運転法に関するものと思ってください。)
  http://www.patentcity.jp/patentcity/gainen.htm

 概念検索と聞くとその理論について興味をもつ人が多いです。
私も何度か聞いたことがあるのですが、正直なところ完全には分
かりません。コンピュータ専門の研究者の話すことは、用語が難
しいです。(~_~;

 自動車の運転がパーフェクトにできても、エンジン製作の理論
なんて分かりゃしないでしょうから、あまり気にしなくても良い
のではないかと思います。(逃げ;)

 もちろん、興味と時間のある人が勉強するのを止めるわけでは
ありませんが・・・

--------------------------------------------------------------
 発行元 六車技術士事務所
 http://www.patentcity.jp/muguruma/index.htm
 http://www.patentcity.jp/patentcity/index.html
--------------------------------------------------------------