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■概念検索の導入を阻止する7つの関門

 概念検索を会社に導入しようと考えた場合、いくつかの関門が
あります。皆さん自身がそのキビシイ門番になっていませんか?

・そんな便利なものがあるわけが無い、使いものになるわけが無い
 という思い込み。
 ・・・概念検索と聞くと神様のような機能を持っていると勝手に
 考えてしまい、そのようなものがある訳がないという人もいます。

・検索式による検索と再現率を比較して低かった。検索専門家による
 厳しい評価。
 ・・・システムは、使い方を間違うと性能を発揮できません。正し
 い使い方は結構分かり難いものです。
 コンピュータは昔は数値計算がもっぱらの仕事でしたが、最近は
 文字情報処理や画像処理の方が多いのではないでしょうか。 
 また、ある専門家というのは、次の新技術の欠点を言い立てて自分
 の立場を守りたいものです。

・データベース業者の紹介が少ない。提供側の理解不足。
 ・・・ピアノの使いこなし方は、製造者ではなく演奏者が開発する
 ものということを知る必要があります。

・いま使っているシステムではうまくできない、再現率が低い。
 ・・・概念検索はシステムによって出来不出来の差が大きいことを知
 る必要があります。単純なものは違いが少ないですが、複雑なものは
 差が大きくなります。ゾウリムシはどれも皆同じ形ですが、人間は人
 によって大きさや形が大きく異なります。

・上手な使い方が分からない。うまく使える人の話を聞いたことがない。
 ・・・自然文で質問できるので利用者から見ると一種の人工知能のよ
 うななものと言えます。しかし、なんと言っても第一世代であり幼稚
 です。
 幼稚園児に対して、普通の人間でも理解し難い特許請求範囲などの長
 くて分かり難い文章を与えて、近いものを探せというのは間違った使
 い方といえます。
 ・・・⇒六車技術士事務所/六車正道に講演依頼をしましょう。

・操作法が簡単なので、それだけで全て分かったと勘違いする。
 ・・・ピアノをたたけば音が出るが、奥が深い。上手に演奏するには
 コツがあることを考えないで、ピアノは子供のおもちゃと判断しては
 もったいないことです。

・どんな業務に適しているか分からない。
 ・・・概念検索は動向分析的な検索には適していません。

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