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■今年の中国の公開特許件数は?

 中国の公開特許は、昨年約24万件でしたが、今年はどのくら
いになるでしょうか?

6月までの発行件数による今年全体の予想が下記URLに掲示
されています。約27万件という予想です。
 http://www.patentcity.jp/patentcity/

 登録特許や意匠も順調に増えそうですが、実用新案は昨年よ
りわずかに減るようです。

 外国からの出願だけでなく中国内での出願も徐々に増えてい
ます。2000年公開特許では、61%が外国からの出願でしたが、
昨年の出願は37%、今年は41%になっています。
年により変動はありますが、外国からの出願の割合はだんだん
減ってきています。

 この趨勢でいくと、2012年ころには年間約36万件の日本公開
特許を超える可能性があります。これまで生産に注力していた
中国の超・大企業が特許出願を増やす動きもしているようです
し。

 特許が増えれば技術開発も当然進み、良い商品がたくさん生
まれるでしょう。
富裕層が全人口の1割りとしても、1億3千万人いるわけであり、
日本の総人口よりも多いです。一方には、日本人よりもはるか
に低コストの労働力がワンサカといます。

 日本企業からみれば、コスト高の日本で作るよりも中国を初
めとする低コスト地域で作る方が良いに決まっています。
そうしないためには、日本独自の何か、例えば、新技術開発力
などに磨きをかける、知財で守るなどが必要です。

 また日本でも低コストの労働力を準備するような方策でも考
えないと、日本人の生き残る道がないような気がします。どん
どん諸外国から安い労働力が入ってきます。政治家がいろんな
規制をして綺麗ごとを言ってたら、グローバル時代に日本自体
が埋没しかねません。

日本の生き残る道はECのような共栄圏のようなものかもしれ
ません。先端的な技術開発を日本で、生産は低コスト労働力の
国で行なうとか。
そのためには、一生懸命勉強し、応用力を身に付けるために知
識データベースとして特許情報を利用する「概念検索によるア
イデア発想支援」などいかがでしょうか。
 http://www.patentcity.jp/patentcity/gaihas1pc.htm

そういえば昔、大東亜共栄圏という言葉がありました。
ハナシがちょっと行きすぎました。(~_~;

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 発行元 六車技術士事務所
 http://www.patentcity.jp/muguruma/index.htm
 http://www.patentcity.jp/patentcity/index.html
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