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■判決文から「概要」の切り出し法

 私のところでやっている「IP判決e速報」にその判決の「概要」を
11月から加えました。2,3の方から、どうやって判決文から抽出して
いるのかと問い合わせをいただきましたので、簡単にご紹介します。

下記は「概要」を含めた「IP判決e速報」の実例です。
   http://www.patentcity.jp/muguruma/ipsokuho/index.html

平成20年09月29日 東京地裁 平成19(ワ)10469 特許権 民事訴訟
参考 職務発明対価請求事件
原告 甲
被告 ***株式会社   ←「IP判決e速報」にはフル名称を収録
対象 半導体レーザ装置
概要 被告の元従業員である原告が,被告に対し,被告在職中にした「半
   導体レーザ装置」に関する発明等,合計6件の職務発明について特
   許を受ける権利を被告に承継させたとして,特許法35条3項に基
   づき,上記承継の相当の対価である金7億5378万円のうち,一
   部請求として金1億円及びこれに対する平成18年12月22日か
   ら支払済みに至るまで民法所定年5分の割合による遅延損害金の支
   払を求めた。
用語 実施121対価50ライセンス40実施許諾32許諾25時効24発明者21承継20
法令 改正前35条4項7 改正前35条3項6 35条1項3 改正前35条4項3項2
主文 1 原告の請求をいずれも棄却する。
   2 訴訟費用は原告の負担とする。

この中の「概要」は、判例文中の事案の概要、審決の理由、原告の請求など
の部分を対象に、一定の表現のある部分を抜き出し、その後、表現を分かり
易くするような処理をしています。

一定の表現とは、「・・・の事案である」とか「原告の主張は」などを手が
かりとして、それらが複数ある場合は優先順を決めて、採用します。
それをプログラムの処理で行いますので、(ここが難しいところですが)人
の判断による最も妥当な部分になるように工夫をしています。

表現を分かり易くするとは、判決文は正確を期すために「前記・・・」やカ
ッコで補足する表現、さらに「別紙審決書写しのとおりである」とか「後記
1記載の」や「被告を特許権者とする後記特許のうち」など冗長な部分もあ
り、ポイントを手早く理解するには適していないと考えてそれらを省くよう
にしています。
また、それらの処理の結果「・・・は,・・・は,」となったような場合は
「・・・において、・・・は」となるように文を変更するなどの処置をして
読み易くしております。

※無料試行サービスを募集していますのでご利用ください。


■定年を過ぎると好きなことが出来ます

 メタボ対策テキストの作成、紹介など会社人間ではとてもやれませんが、
独立すると何でもできます。この自由感はなんともいえません。

 下記ではシェアウエア(気に入らなければ支払いしなくてよい)で、
メタボ克服、何もガマンせずにダイエットできる方法を紹介しています。
周囲の人に教えてあげましょう。
 http://www.patentcity.jp/graphdiet/index.htm

別件ですが、私の知人は定年の後、趣味だった中国語を生かして、中国か
らの日本向けの技術者養成の会社に就職し、大連、湖南省などでやってい
ます。すごいですね。・・・ただし、不況のために仕事がなくなったそう
で、現在は中国内を旅行して回っています;羨ましいですね

早く定年を迎えましょう!!・・・自分では努力できませんが、(~_~;

  中国特許といえば、レイテック社のCN/Webですね。下記に宣伝
  が出ています。
  http://www.pat-list.jp/html/index_service_cn.htm

  また、下記PatentCityでも主要出願人の中国特許の公開件数な
  どが出ています。
  http://www.patentcity.jp/patentcity/

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 http://www.patentcity.jp/muguruma/index.htm
 http://www.patentcity.jp/patentcity/index.html
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