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■新技術開発は偶然や失敗から

 P社のメルマガのコラムに、新技術開発は偶然や失敗を見逃さな
いことが大切だという記事がありました。

 そのとおりなのですが、「偶然や失敗を見逃さない」ためにはど
うしたら良いのでしょうか?

 その対策として大事なことと言われていることは、対象分野の専
門知識を豊富の持つこと(=勉強すること)が必須と言われていま
す。
ゆとり教育ではなく、ある程度の詰め込み教育が必要ということです。

 基礎知識がないと、リンゴが落ちるものを見ても「万有引力」に
まとめ上げることはできない、というものです。

  そこで、特許情報を利用すれば(工業技術に関する限り)、全
  ての技術分野に関する情報を、簡単なやり方で、開発から2年
  目くらいの新しい情報を、具体的で詳細に分かり易く書かれて
  いる形で入手できます。

つまり、特許情報を利用すると最新技術を学ぶことができアイデア
発想支援ツールとして役立つと言えます。

 特許情報をアイデア発想に利用するというと、高価で面倒な分析
ツールとか○○システムなど特別のものが必要と考えがちですが、
そうとは限りません。逆に、ツールの勉強が難しいと使ってもらえ
ません。

 継続して使われている「アイデア創生のための○○法」を知っ
ていますか?
どうも、そのようなものは無いようですね。

○○法を導入したときは成果があったように発表しますが、継続し
て使われている発想法は1つとしてありません。
簡単なアイデア発想に○○法というものは役に立たないようです。

現実に、最も成果を挙げているアイデア発想は、専門知識を豊富に
持った人が一生懸命に考えることでなされています。

アイデアが浮かんでくるのを待つ、ということです。この考え方は
従来からあるもので、これらは深層意識の努力によりなされるもの
と考えられています。

対象技術に近い内容の特許情報を「概念検索」などにより簡単に
探しだし、それを読んでいると、新しいアイデアが勝手に浮かん
でくることが期待されます。

 ※なお、新技術を開発しようという目的意識は必須です。目的
  なく漫然と特許情報を読んでも新しいアイデアは浮かばない
  でしょう。
  さらに、浮かんだアイデアを書き取る「メモ」も大事です。

実は、昨年夏、この方法で良いアイデアをまとめることが出来ま
して特許出願しました。特許情報と概念検索利用によるアイデア
発想を長年追っかけてきましたが、実際に特許出願したのは初め
てです。特許公開になるのは、たぶん2009年2月頃と思われます。

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