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■一番良い特許情報データベースは?

 一番良いデータベースはどれでしょうかと聞かれることがあります。
難しい質問です。料金だけを考えれば特許庁の電子図書館/IPDL
は無料ですから一番いいものでしょう。

 しかし、検索機能が限定的であったり、表示に時間がかかるのでは
効率的でなく、良いものとはいえません。

 また、無料のものはデータベースに問題があってもほとんど改善要
望を出すことができません。少しでも利用代金を支払っていればデー
タの不備や機能に関して注文もできるのでしょうが。

   Windowsに付いているメールソフトのOutLookExpressも無料だ
   から文句も言えません。迷惑メール対策など、もう少し機能
   向上して欲しいものですが。

 料金が高すぎると当然、使い難くなります。しかしそれ以上に使い
難いのは、検索や出力ごとに費用がかかる「従量制」です。
使った分だけ支払うのは、基本的には最も合理的なのですが、使えば
だんだん高くなると安心して使えませんね。

   お酒を飲むのも同じで、楽しくやって帰りに請求書見て真っ
   青になったりして。その点、飲み放題というのはいいですね。
 
 いろいろ比較研究していますが、日立のShareresearch(シェアリ
サーチ)は、かなりメリットの大きなものです。相当に高機能なの
ですが、これが完全な使い放題、固定費で利用できます。

つまり、毎月の利用料として1万円(または3万円)を支払ってお
けば、いくら検索しても出力しても追加料金がかかりません。毎月
1,2回以上使う人なら完全に回収できる金額です。これは人に教
えたくないほどのスバラシイものと言えます。

 下記URLに詳細説明あり。
 http://www.patentcity.jp/shareresearch/jozu7/jozu7.htm

 このことをどうしてもっと宣伝しないのかと聞いたことがありま
す。答えは「弊社のシステムは高機能であることを特徴としており
ます、低価格であることを売り物にしたくないので・・・」という
オクユカシイものでした。


■Shareresearch(シェアリサーチ)が大幅に機能向上するか?

 日立のShareresearch(シェアリサーチ)は10月から来年の4月にか
けて大幅に収録内容や機能が向上するそうです。

・USPを初めとする外国特許の検索を可能に
・コマンド方式の検索も可能に
・社内システムとの連動で出願後(公開公報前)の情報の検索も可能に

 詳細は下記URLで説明されています。
 http://www.business-i.net/event/intellectus/item/n_87.html

 これらの新機能は、他社と比べて飛びぬけて高機能とは思えません
が、元々の安価だが高機能である特徴を生かして、頼もしいシステム
になったといえそうです。
特に利用頻度の高いユーザには実にメリットの大きいシステムでです。

 ※高機能になると高価格になるのじゃないかと心配・・・

■過去の索引 http://www.patentcity.jp/merumaga/index.htm
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