■■■■■メールマガジン;六車技術士事務所■■■■■ 2007.3/2

■概念検索や類似文書検索って使い物になるの?

2/23(金)、パトリスにて類似文書検索の講師をやりました。約20名の
参加者があり、約2時間半にわたって2回の休憩と短時間の利用を入
れて話をし、最後に30分ほど実際に使ってもらう予定でした。
ところが、みなさんが熱心に質疑応答いただき、あっという間に30分
も過ぎ、予定の3時間を終えました。

徐々に、概念検索や類似文書検索が興味をもたれてきていると実感い
たしました。

何人かの方に感想を伺いましたが、どう使っていけばいいのか分らな
かったが良くわかったとか、これまで同義語を一杯入れていたのだが、
まずかったことが分ったと、おおむね好評でした。

    役に立たなかった人は、黙って帰ったのかも・・・(~_~;

■発展経過の説明も、ここまで書くと・・・

発展経過を書いてある特許を見ると、なるほど、そういうことかと、
何か得した気分になりますね。ところが・・・、

カードによる認証に関する下記の特許があります。

 特許第3768249号 平成18年4月19日 12頁 27クレーム
 ピットニー、ボウズ、インコーポレーテッド
 物その他の実体を識別する方法および識別カードを製造する装置

その中に、こんな歴史経過を書いた部分がありました。

物その他の実体の識別は少なくとも歴史のように古い問題である。年
取って盲目になったイサクは、エサウの相続権に頼ってエサウをヤコ
ブから見分けることに失敗し、ソロモンは赤子の母親を見つけるため
にその赤子を殺すと脅かす事を余儀なくされた。歴史および物語は、
所持している人を識別するために用いられる手紙、しるし、玉璽およ
び暗証と、それらが失われ、または偽造された後に続く結末について
の話に満ちている。・・・

日本で言えば、下のようなことを明細書に書いたら笑われるでしょう
ね。

箸(ハシ)が流れてきたのを見て、スサノオのミコトは上流に人の住
むことを知ったことはわが国の記録に残る最古の遠方通信であるが、
このように、情報伝達が文字によるものだけでなくあらゆる物体が情
報伝達の媒体になること、また情報の拡散性を物語っている・・・

国によって、歴史に対する態度が違うのでしょうか。

とはいえ、特許分類では、国際標準はIPCで、日本の得意分野は独
自のFI記号やFタームでやっていく体制は実にいいですね。それに
最近は、WebFIとかWebFtermなどによりいっそう使いやすくなりました
し。
価格は期末のための、特別相談価格も受け付けていますので、ぜひご
相談ください。
 詳細⇒ http://www.patentcity.jp/muguruma/webfipr.htm

■過去の索引 http://www.patentcity.jp/merumaga/index.htm
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