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■■ある技術の専門家を探すのは大変なことだと思いませんか?

 先日、古い知人から、ある技術について、元所属していた会社の技
術者を紹介してほしいと言ってきました。自分は既に会社を辞めてい
るし、なじみのない技術だったので、どうしようかと考えました。

そこで、ハッと思いついたのが特許情報でした。その技術で検索する
と、発明者として関係者が見つかりました。しかも、最近は開発を止
めているかもしれないとか、グループらしいものもわかりました。

インターネットの会社案内から電話番号を調べてその人に問い合わせ
をすると、なぜ自分のことがそこまで分かるのかと、不思議そうに聞
かれました。

結局今回は、検索で分かった別の会社の方が継続して特許出願してい
るおり、その方に連絡し、協力してもらうことになりました。

★ヘッドハンティングするなら、特許データベースはすばらしいツー
 ルであることが、体験的に実感できました。

★探すキーが見つかれば、探し物は半分見つかったようなものと、
 言われます。

★ところで、デジタル信号の圧縮に関するIPC8版は、次の条件でキー
 ワード検索してみると、2個あります。

 検索条件=(デジタル or ディジタル)*(圧縮)

では、FI記号はいくつあると思いますか?

FI記号の検索システム「WebFI」を使って、IPCの検索と同じ条件で
検索してみました。
なんと、18個もあるのです。下記はそのうちの2つのFI記号です。

---------
G06F 3/00 計算機で処理しうる形式にデータを変換するための入力
 装置;処理ユニットから出力ユニットへデータを転送するための
 出力装置,例.インタフェース装置[4]
G06F 3/05 ・一定の時間間隔でのアナログ量のサンプリングを用い
 るデジタル入力   ←★ここまでがIPC。以下はFI記号です。
G06F 3/05,321 ・・A/D変換後の信号処理
G06F 3/05,331 ・・・メモリへのデータの書込み
G06F 3/05,331A データの圧縮 ←★当たり
----------
G11B 20/00 記録または再生方法に特徴のない信号処理;そのための
 回路[4]
G11B 20/10 ・デジタル記録または再生[4]
G11B 20/18 ・・エラー検出または訂正;試験[4]
           ↑★ここまでがIPC。以下はFI記号です。
G11B 20/18,510 ・・・エラー検出、訂正
G11B 20/18,570 ・・・・エラー検出,訂正処理に関係するその他の
 処理
G11B 20/18,570A 前段処理〔記録時の前段階理,再生時は後段処理〕
G11B 20/18,570C ・符号圧縮 ←★当たり
-----------

●このようにうまい検索キーが見つかれば、特許の検索もだいぶ楽
 になりそうです。
 18個もあると本当に必要なものに絞るのがまた大変ですが・・・

  ※上記の18個のFI記号の検索結果全部をほしい方は、ご連絡いた
   だけば(無料で)差し上げます。

■■Excelは"すばらしい"?

 マイクロソフト社のワープロソフトのワードに対して、計算ソフト
のエクセルは変な名前だと思っていました。
つまり、文字を扱うワープロソフトの名前は「ワード」なのに、
計算ソフトは「エクセレント(すばらしい)」では、なんだかおかし
いなと長年思っていました。
実は、JR・水戸駅と一体のデパートの入っているビルがエクセルで
あることもあって、そんなことを考えたのかもしれません。

 それが、昨年だったか、エクセルというのはセル単位でいろんなも
のを処理するものだと感心したことがありました。

そこで、ハッと気づいたのですが、Excelの名称は、Execute Cell
(セルを実行する)から取ったものではないかということでした。

辞書を見るとexecuteの名詞の略号としてEx.と書いてあります。
たぶん、Execute CellからExcelで間違いなさそうです。
これで、ようやくバランスがとれました。
            (既によく知っていた方、スミマセン)

■過去の索引 http://www.patentcity.jp/merumaga/index.htm
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