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■概念検索とAI調査/2017特許・情報フェアにて   2017.11.8

 見学の参考になるかもしれないのでお送りします。

日立・・・概念検索は性能向上を続けているそうだ。
 特許の課題と解決手段を表示する際に、明細書全体からAIテクニックで作り直下分かり易いものを表示するものが出ていた。
 社内分類自動付与;過去の付与実例を学習して、新しい特許に自動付与する。AIで行うとは言わなかった。

NRIサイバーパテントデスク・・・概念検索;上位での再現率を12倍にしたとのこと。例えば、上位50件の中にこれまで2件のヒットだったのが最近は24件になったと言うことかと聞いたら、いくつかのケースでそういうものがあったと言うことだと言っていた。
 社内分類自動付与;過去の付与例を学習する教師ありと無しのものがある。学習する方式はAIでやると言っている。聞いてみるとAIにもいろいろあり、迷惑メールを仕訳するようなナイーブベースだとか言っていた。キーワードを切り出して重み付けして特許を理解する所は概念検索と似たやり方と思われた。

FRONTEO・・・AIシステムkibitによる調査システムを昨年に続いて出していた。検索式などで検索した例えば5000件の集合に、近い内容の特許番号指定や短文を与え、それにそってスコア順に出力すると理解した。時間をおいて2人の説明者に聞いてみたし何度も確認してみたが、概念検索との違いが分からなかった。

Personal AI・・・人工知能AIエンジンで調査すると言っていた。短い単語に切出すことはしないで、長い文節に切出して(または、与えた質問文全体を使ってそのままで)比較をする。質問文は100〜300文字程度がうまく行く。評価ロジックはTF/IDFではなく秘密とのことであった。

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