■■■■■メールマガジン;六車技術士事務所■■■■■  2013.6/11

■3Dプリンタの出願動向調査に役立つCPC

 特許庁で、話題の技術について特許出願技術動向調査という分
析をおこなっているのをご存じでしょうか?

 平成25年度分として3Dプリンタを取り上げるという公募情報が
出ています。

 先日もこのメルマガでお知らせしましたが、IPCやFI記号、
またFタームでは3Dプリンタにピッタリの分類は無いようです。

 それに対して米国や欧州特許で今年から利用される特許分類・
CPCでは28個もの関係の深い分類が準備されています。

 さすがに新しい分類だけあって、新しい技術に対応していますね
・・・と最初に考えたのですが、この解釈は間違いと思われます。

 IPCは国際間の話合いが必要でしょうが、FI記号やFターム
においては、必要ならば日本の都合だけでサッと新分類が作られる
はずです。

 したがってFI記号などに3Dプリンター関係の分類が無いのは
日本において「必要性が低かった」からと思われます。

 「必要であった」ならば作られているはずです。逆に言えば、存
在したものは「必要であった」のだと思います・・・特許分類のハ
ナシです

 つまり、日本での技術開発や特許出願が3Dプリンターに向いて
いなかったことの反映ではないでしょう。

 今後、3Dプリンタ関係のFI記号などが急速に整備されて行く
ものと思われます。技術開発も経済も早く復活してほしいものです。


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