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■特許情報を概念検索で利用するアイデア発想支援

 知財部門の人は特許を出願するだけが仕事で、他社情報の活
用は自分たちの仕事ではないと思っていないでしょうか?

    もしそんなことであれば、それは驚くべき利敵行為を
    していることになります。
    つまり出願し公開され、しかも権利にできない情報と
    は自社技術の暴露にほかなりません。
    逆にいえば、暴露される最新技術情報を学べば相当の
    知識を得ることができるはずです。

 膨大な数の知的データベース・特許情報を製品開発に生かし
ているでしょうか?

 日本特許の出願は激減し、公開件数も減ってきていますが
それでも膨大な数の特許情報があふれています。

    筆者は少し前ですが某国の企業から、EL照明の実用
    化時期を特許情報から推定しようという試みを相談さ
    れたことがあります。

    当時はEL照明などSF的で、一般社会では話題にも
    なっていませんでしたし、私もそう考えていました。
    しかし、特許を見ていくと結構な数がすでに出ており
    驚いたものでした。

    その後しばらくしてご存じのように実用化され、現在
    に至っています。

 概念検索の実用化により、特許情報をアイデア発想を支援す
る手段として便利に利用することができます。

 開発課題や一応の解決策でシステムに相談するつもりで検索し
これまでの対応策を学び、直接、間接にあなたの技術開発に貢献
するはずです。

「特許情報を概念検索で利用するアイデア発想支援」と題する
記事を昨年、JapioYearBook2011に寄稿いたしました。見出しは
以下のとりです。

1.アイデア発想について
1.1 学び真似るから創造へ
1.2 勉強と情報収集
1.3 役にたつ発想法はあるか?

2. アイデア発想と特許情報
2.1 先行知識とアイデア発想
2.2 特許情報の特長

3.概念検索とその特徴
3.1 技術内容による情報検索
3.2 概念検索の利用法

4.概念検索によるアイデア発想支援(TGI)

4.1 TGIのやり方
4.2 他の発想法との違い
4.3 TGI活用の重要ポイント
4.4 アイデア発想にはメモが大切

5.終わりに

下記に出ておりますので、ぜひご覧ください。
http://www.japio.or.jp/00yearbook/files/2011book/11_2_07.pdf
または、
http://www.patentcity.jp/patentcity/japio2011yb.pdf


   「特許情報と概念検索だけで新技術開発できるんっすか?」

お茶の水博士「できるわけがなかろう、実用になるものを完成
       するにはもっと多くの情報が必要じゃ」

   「そんなに役に立つんなら、あんたがやってみたら?」

お茶の水博士「何かをアイデア発想するには開発対象と意欲が
       必要なのじゃ。
       わしには開発対象の技術や製品の知識がなく、
       意欲の元になる新技術開発の必要性がない。」

   「オレと同じじゃん」

お茶の水博士「だったら技術開発部門にやり方を教えてほしい
       もんじゃ。そうすれば会社の売り上げが増え、
       その結果、全員の給料も上がるぞ」

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