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 特許・情報フェア2011で見た概念検索について収集した情報を
ご紹介します。もし、おかしい点がありましたらご連絡いただけ
れば幸いです。

Shareresearch(シェアリサーチ)/日立製作所
 日本特許、米国特許、中国特許で概念検索を行える。
 日本は概念検索の対象期間を1993年以降に変更。
 日本特許は公開公報と公告・登録公報を一緒に取り扱うように変更。

JPDS・・・今年12月頃公開する
 要約とクレームの概念検索に加えてFIやIPCなどもランキングに利用。
 明細書全体のワードを使うとシステムに負担が大きいので
 その対策としてFIなどの併用を行うようだ。
 したがって、最初に短文で検索した時はFI等が使えないので
 再現率が低いようだ。次に回答中の特許番号指定で
 再度の概念検索を行うとFIなどが機能して再現率が
 高まるようだ。
 検索結果のリスト画面から、1頁3件ずつの表示画面に
 表示したものは、再度リスト画面に戻る(再表示?)と、
 既読欄に◎が付く。
 ただし再度、概念検索を行うと、この◎は消える。
 ※再度の概念検索でも◎が消えないようにすると
  調査に便利に使えることを提案しておいた。

STARPAT/SCKS社・・・概念検索の結果と検索式の
 検索項目(例えば;出願人=○○社)とand検索できる。
 また、同様に、概念検索の結果と検索式番号とand
 できる。
 その結果がランク表示される・・・大きなメリット。
 ※検索式だけの結果はランク表示されない。
 ※SCKS社は、2011年10月に住商システムとCKSと合併

PATOLIS・・・現システムは2,3年で止める。新しい
 PATOLIS NEXTでは、検索式番号を扱えない簡単検索
 で概念検索を使える。しかし、
 詳細検索モードでは概念検索は予定していない。 

発明通信社・・・概念検索の改善点はない。

東芝・・・概念検索はやっていないようだった。

PANAPATOLICS・・・概念検索の新しい機能はない模様。
 説明がほとんどできなかった。

富士通・・・新システムの紹介をやっていたが概念検索は
 ほとんど説明ができなかった。

RIPWAY/リコー・・・出店が無かったようだ。

PATENTICS・・・中国特許を中国語で概念検索行える。
 概念検索の結果のリスト画面で要約を表示させた状況で
 ボタンをクリックするだけでそれを種としてさらに概念検
 索を行える。・・・手軽で便利。

LEXIS/NEXS・・・与えたワードのandになって概念検索を行う。
 与えたワードの関連語が表示され、選択して追加可能。

PatBase/RWS・・・質問はand,or検索で、結果をランク出力可能。
 ただし、日本語での日本特許はランク出力はできない。

Thomson Innovation・・・概念検索はやっていない。


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