■■■■■メールマガジン;六車技術士事務所■■■■■ 2010.8/3

■2010年の中国特許件数は日本を抜きそうです

 中国の公開特許件数は、約317,000件の予想されます。6月の発行
件数から予想。

 日本公開特許は約30万件の予想です。中国特許は毎年急増していま
すが、いよいよ日本特許を抜くことになりました。

  私は40年くらい前、企業の株価と特許件数がリンクしているグラ
  フを作成したことがありました。
  中国はGDPも日本を抜くと予想されています。国全体が浮かれ
  たようになり、活発に動いているときは、DGPも上がり、株価
  も上がり、特許活動も盛んになるようです。

データ http://www.patentcity.jp/patentcity/index.html

 企業別にみると外国企業としてはソニー、パナソニック、三星電子
 が目立ちます。
ただし日本企業も、東芝に対して日立製作所は半分であり、トヨタに
対して日産は20分の1のように極めて少なく特殊事情があるかもしれま
せん。
また、中国々内企業も特許出願を増やしています。中興通信、華為技
術などは2,000件前後と非常に多いのですが、世界的な家電企業の海爾
(ハイアール社)はわずか48件というようにムラがあります。

★中国の意匠も急増しています。昨年は23万件だったのが今年は35万
 件が予想されます。これは6月までに176709件であったことからの予
 想ですが、発行月によるムラが大きいのでこれほどの伸びはないかも
 しれません。

 意匠の伸びは、実用新案の伸びに影響を受けたのかもしれません。
 
実用新案も昨年は約20万件だったのが今年は28万件程度が予想されます。
実用新案は、2009年4月のシュナイダー事件の影響で増えているのかも
しれません。

■人口は約11倍ですから一人あたりでみれば日本の10分の1ですから何の
ことはありません。人間としての生活の質が大切です。
・・・しかし、中国では、7月からビザ発給の条件を6万元(約90万円)
に緩和したので、日本への旅行者が急増しているそうです。日本人は年収
90万円くらいで海外旅行を考えますかね?


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