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■実印には目印がない?

 「実印」とは要するに市役所に実印として登録してある印鑑であり、
形としては、100円で買える三文判でも構わないことはご存知の方も多
いと思います。

では、多くの人が実印として使っている、丸い大きな、いわゆる実印に
は、「上下の目印が無い」ことを知っていますか?

三文判や、いわゆる銀行印という中サイズの印鑑には、上に当たる側に
切れ込みがあり、押すときに指が触れることで上下を判別でき、間違わ
ないようにしてあります・・・さすが、日本人の工夫!!

ところが、実印として使われることの多い丸い大きな印鑑には、実はそ
の目印がないのです。なぜでしょうか???

  ところで、日本特許庁のFI記号やFタームというのは、日本特許
  の実態に合わせた、日本人の細かい気配りで作られたすばらしい分
  類です。

  しかし、特許電子図書館・IPDLのFI記号やFタームの検索しか使
  っていない人は気の毒です。あれではFタームなど嫌いになって仕
  方がないと思います。
  
  実例をみてみましょう。まずFI記号の検索です。
  
  検索式;(半導体+LSI)*(断線+ショート+短絡)
  
  当技術士事務所開発の「WebFI」では5件あり、その回答リストを見
  ると、上位分類から該当の分類まで一覧できますので、内容的に当た
  りであることがすぐ分ります。
  
  ところが、IPDLのFI検索では0件、FIハンドブックの検索では3件あ
  りますが、3件ともほぼノイズです。
  
  次に、Fターム検索です。同じ検索式で検索してみました。
  
  当技術士事務所開発の「WebFterm」では8件であり、内容的にもほと
  んどが当たりでることが、すぐ分ります。
  
  ところが、IPDLでは53件もあり、どこに当たりがあるのか、確認する
  のが実に大変です。現在使われていない古いものも混じっています。
  53件もいちいち開いて内容を確認することなど、やってられません。

  IPDLによるFI、Fターム検索の問題は下記URLで説明しています。
   http://www.patentcity.jp/muguruma/webfi-ipdl.htm

さて、実印に上下の目印がないのはなぜか?・・・それは、実印は重要
な契約に使われることが多いので、簡単に押せないように配慮してある
のだそうです。

つまり、印鑑の上下を見るために、印鑑をひっくり返して表を見ないと
いけませんが、本当に印を押していいのかと、考える時間を与えている
ものなのだそうです。

私は、MSワードなどでバージョンアップするたびに追加される自動機
能の小さな親切、大きな迷惑に困らされていますが、実印の配慮は、さ
すが年月を重ねて生き残った必要な機能と思えますね。

■シーザーを知っていますか?

 知人の結婚式で、向かいの席の20代の女性と話をしました。偶然でし
たが、彼女も情報検索関係の業務をしておりました。

ひょんなことから、ローマのシーザーの話になりましたら、「えっ、シー
サーがそんなことを・・・、沖縄の・・・屋根にいるあれでしょ?」と、
ハナシが変なところに行ってしまいました。

世界史の履修問題など話題になった時期もありましたが、ローマのシー
ザーと沖縄のシーサーがごっちゃになるとは・・・。聡明な顔立ちの
方でしたが・・・まるで宇宙人と話しているような気分になりました。

もっとも、先方は化石と話してる気分だったかもしれませんが。

■過去の索引 http://www.patentcity.jp/merumaga/index.htm
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