便座加熱の省エネ対策    ⇒目次 ⇒六車農園

 数日前、トイレの加熱便座の消費電力削減を実施しました。実は、1月頃だったか暖房便座が壊れたのを機会に、以前から興味を持っていた瞬間加熱方式を買いました。

 これは、使っていないときは便座を加熱せず、人がトイレに入った瞬間に急速に加熱し、座る数秒後には暖かくなっているというものです。記憶では、10年くらい前、松下電工が最初に売り出したものです。

 今回、Panasonic製品を買ってみて分かったのですが困った問題がありました。

 便座の温度が18度以下になると自動的に余熱を行い18度にするのだそうです。メールで問い合わせると、トイレに入ってから座るまで6秒程度でありその間に、必要な32度にするには予め18度にしておく必要があるという返事でした。この6秒とか、32度は実験や市場調査で調べたそうです。

 ということは、冬の寒いときはいつも18度に予熱していることになり、これではかなりの電力を消費していることになります。羊頭狗肉です。
 対策として、あるボタンを押すとこの機能を8時間くらい解除できるようになっています。ところが、これを働かせるには8時間たったら、またボタンを押す必要があるのです。1日何度もボタンを押す必要があります。連続機能はありません。

 私は、使用するときの便座の温度は18度か20度あれば良いのであり、待ち時間が6秒より少し長くても良いと思っていました。
 おまけに、男がおしっこをするときは(多くの場合)便座の過熱は不要なのですが、人がトイレに入ったことを検知して瞬間過熱が働いてしまうのです。ボタンがたくさん付いているのですから、何かちょっとした操作で瞬間過熱を働かないようにできないものかと思案しました。

 P社にメールで問い合わせると、調査によるとそのようなニーズは無いとのことでした。これは今年の2月頃の回答です。そして3.11大地震が起き、原発事故が起き、世の中は省エネ一辺倒になりました。その後も、予熱なしで便座温度が20度などの省エネモードを作らないのかなどと問い合わせてみたのですが、「お客様の貴重なご意見を承り、今後の開発に参考にさせていただく」という回答でした。

 そこで数か月いろいろ考えていましたが良い方法を思いつきました。昔とった杵柄(キネヅカ)で、トイレの照明スイッチを入れたら、それにより自動的に便座加熱のスイッチが入り、照明スイッチを消せば便座加熱の電源が切断されるように配線を加工しました。

 こうすると、便座加熱の電源が入ってから装置の初期処理のために12秒かかり、その後6秒かけて急速加熱します。つまり、トイレの外で照明電源を入れてから便座が温まるまで18秒かかります。

 使ってみると、18秒と言ってもスイッチを入れた後でドアを開けて中に入るので、それほど待ち時間はありません。なお、少し温度が低くてもかまわないならば、15秒くらいで座っても十分なようです。これは良い方法です。

 このようにすると、便座加熱の電源を頻繁に入れたり切ったりすることになるので、装置に負担を与えることはないかとP社に聞いてみたら、先方から電話が来ました。コンセントのことや加熱部の熱膨張のことなどを話しましたが、先方の技術部門にも聞いてもらい、問題ないとのことでした。

 なお、換気扇は照明スイッチとは別で、20分間ほど回っています。

注意;電気配線の加工は専門知識が必要です。屋内電気配線の工事をするには電気工事士の資格が必要です。

  

 

接続回数(2009.9〜)